original
揺らいだり、ふっと消えたり。まことに恐ろしいのは人でないものか、それとも人の心か。
なにかが、近づいてくる。
気配が次第に濃くなっていく。
名手が江戸の市井を舞台に描く、
切なくはかない七つの奇譚。
(帯表面より)
「同じ形をしていても、向きによって見え方が違ってくるよなもんでしょうね」当代一の影絵師・富右治に大店から持ち込まれた奇妙な依頼とは。「化物蝋燭」
「見えてない奴の方が幸せなのさ。見える物からすれば滑稽でも哀れでもね」見えるはずのないものが見える乙次の、物の怪との対峙とその顛末。「夜番」
「あの亭主、この世のものじゃねえぞ。この春先に死んでるぜ」越してきた夫婦をめぐって、長矢連中はみな怖気を震うが。「隣の小平次」
「おのぶちゃんはいいね。あたいにないもんをたくさん持ってるもの」可憐な幼馴染みのお咲。おのぶの大事なものを見つめている。「幼馴染み」
市井に映る、妖しくも美しい七つの色模様
(帯裏面より)
化物蝋燭(ばけものろうそく)
著者:木内昇
出版社:朝日新聞出版(2019年7月30日第1刷)
中古本。経年劣化。
状態:カバー付き。帯付き、
カバーは、ややヘタレ、ややヨゴレ、ややスレ、やや折れ跡、あり。帯、本文、きれいです。読むには支障ありません。