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沖縄の民具は日本文化の原点 岡本太郎
沖縄の民具のすばらしさ。たとえばクバ笠、くり舟、浜にさげて行く弁当箱アンツク、どれ一つにふれても、私は身体が熱くなるほど感動する。その表情はどんな豪奢な芸術にも劣らない強烈だだ。それは生活のギリギリのところから、凝縮された表情をうち出しているからだ。
そして、色、形ばかりでなく、全身を包むように、あの海の輝き、土地の匂いが迫ってくる。民具は沖縄そのものだ。
これはまた日本文化の原点でもある。私はそれらにふれるとき、痛切なノスタルジアを覚える。もっとひろく、人間文化の根として、これらを眺めかえすべきだと思う。
(カバー袖より)
民具をみて沖縄の民衆に敬意を表する 大江健三郎
沖縄について学ぶとき思うことは、じつにその文化の奥行きの深さ、広さである。民衆の生活そのもののもっている多様さである。音楽に、それは直接あらわれている。また、生活の細部をいちいち反映する民具にあらわれている。戦火をくぐりぬけつつ、それらをまもりぬいた沖縄の民衆に、敬意をいだかぬわけにはいかない。
(帯袖より)
編者:聖教新聞沖縄支社
発行:新星出版
1972年12月1日第2版
中古本です。経年劣化をご了承下さい。
状態:カバー付き。
カバーは、ヤケ、ヨゴレ、スレ、ヘタレ、あり。本体は、ヤケ、ヨゴレ、ヘタレ、あり。天・小口・地は、ヤケ、ヨゴレ、ヘタレ、あり。本文は、ヤケ、ヘタレ、あり。読むのに支障はありません。